DAMA日本支部の学生会員

今回はDAMA日本支部の学生会員について書きたいと思います。

まだまだあまり利用されていないのですが、実はDAMA日本支部では学生の会員は会費無料です。支部規約ではこんな風に決められています。

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8.会費
4. 個人会員の年会費を、10,000円とする。ただし、学生は無料とする。ここで言う学生とは、未就労の大学院生以下を指す。
(DAMA日本支部規約の全文はコチラ
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もともとの支部規約では学生向けの優遇措置は特にありませんでした。しかし、理事会で会員のダイバーシティを促進するための議論があり、2019年度に規約が改定されました。これから社会人になっていく学生にデータマネジメントに触れる機会、「こういう分野があるんだ」と知る機会としてもっとご活用いただきたい制度です。

2020年度からプログラミング教育が小学校でも必修となりましたが、そのねらいはIT業界で働く人材を増やすというよりも、どんな職業でもITを使いながら課題解決を図る力としてプログラミング的思考を育成するというものです。
今後、どんな職業であってもデータを活用しながら課題解決をしていくと考えると、データマネジメント的な思考も間違いなく必要になってくるのはないかと思います。

以前、データガバナンスの導入にあたって、会社としてのデータに対する基本的な考え方、関係者の方向性を合わせるためにデータマネジメント方針の策定をご支援したことがあります。その方針の中では、データは自分の業務だけで使えれば良いのではなく、他の領域や横断的な判断のために活用できることを意識する、またIT側だけの話ではなく業務側も含めた話であるという考え方を込めて「データマネジメントはみんなの務めである」という趣旨の記載を含めることになりました。実際にデータマネジメント施策を推進、普及、定着させていくには専門家はもちろん、様々な立場の人が携わっていくことになります。

現在、企業等にデータマネジメントが段々と普及していっています。学生の間にこの分野に触れることによって、データマネジメントを担う人材がもっと増えていってほしいと思います。さらに将来的には専門家だけでなくデータマネジメント的な思考を持つ人が増え、組織横断的なデータマネジメント施策の推進もしやすくなっていくということを期待したいと思います。

やや話を広げすぎたかもしれませんが、もし、データマネジメントに興味がある学生のお知り合いがいらっしゃいましたら、ぜひ入会の検討を勧めていただければ幸いです。

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