EDW2022が無料オンライン開催に

オミクロン株が引き続き猛威を振るっています。国際的なデータマネジメントのカンファレンスであるEnterprise Data World(EDW)もパンデミックの影響で今年はオンライン開催となりました。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、EDWは例年3-4月に5日間程度、シカゴやオースティンなどのアメリカの各都市でローテーションして開催されている1000人規模のカンファレンスです。今年は3月下旬にサンディエゴでの開催が予定されていました。が、パンデミックでリアル開催を断念せざるを得ず、4/19-20の2日間のオンライン開催となりました。しかも無料です。

一刻も早いパンデミックの収束を願うばかりですが、一方で日本から参加しやすい状況ではあります。

リアルタイムでは日本時間だと23:00-翌6:00と深夜から朝にかけての視聴しづらい時間帯かもしれません。しかし、登録ページによると、無料登録するとレコーディングを視聴することもできるようなので、費用やスケジュール上、今まで参加を諦めていた方にもチャンスだと思います。元々のプログラムからは縮小されるものの、それでも40ほどのセッションがあります(スポンサーセッションも含む)。

下表にオンライン開催のプログラムで予定されているセッション数をトラックごとに集計してみました。今回のセッション数が絞られているので単純比較はできませんが、参考までに2020,2021と並べてみています。

比べてみると、引き続きデータガバナンス、データストラテジー、メタデータが上位に入っています。また、2020で上位に入っていたデータリーダーシップも再び順位を上げています(データリーダーシップについてはこちらの過去記事で紹介されています)。

そして、2022の特徴としてはデータリテラシーが順位を上げて2番目に入っていることが分かります。データリテラシーと一口に言っても、セッション内容はデータの見せ方やデータのビジネスコンテキストの理解、組織的な変化の必要性とバラエティがありそうです。ですが、根底としてはデータをどう価値に変えていくか、戦略やガバナンスが重要なのはもちろんのこととして、データの理解や扱いに関してもっと成熟する必要がある、という意識が強くなってきているような印象を受けます。

無料ですし、オンライン開催なので1週間休みをとるのは厳しい、、、という方にも敷居が低くなっているのではないかと思います。良い機会なので、興味のあるセッションがないか、ちょっとプログラムを覗いてみてはいかがでしょうか?

ちなみにDAMA日本支部の林会長のセッションは、4/20 7:00-7:50(日本時間だと4/20 23:00-23:50)に予定されています。
是非、視聴をご検討いただければと思います。

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